FM放送

携帯ゲーム機におけるFMラジオ受信装置

周波数に超短波(日本では76-90MHz、諸外国では87.5-108MHz)を使い、周波数変調(FM)を用いて放送されている。超短波放送とも呼ばれる。

1チャンネルの搬送波周波数間隔が100kHzあり、伝送できる周波数帯域が広く、S/N比が高く雑音に強いことやAM放送に比べて高音質のため主に音楽番組等が放送されている。 音声信号の最高周波数は 15kHz である(郵政省令「超短波放送に関する送信の標準方式」より)。

多重技術を利用して、音声多重放送(ステレオ放送)、文字多重放送(愛称・見えるラジオなど)が行なわれている。音声多重放送はすべてのFM局で常時実施されている。NHKの場合はラジオ深夜便の時間帯以外で放送されるニュース、緊急報道および高校野球中継はモノラル放送でほかは常時ステレオ放送(時報を含む)を行っている。

文字多重放送は、カーナビに渋滞情報などを提供する手段のひとつ(VICS)としても利用が図られ、光ビーコンや携帯電話による情報通信サービスなどとともに、全国のNHK-FMを通じてもデータ提供が実施されている。2007年時点で購入可能な新品の単体受信機は存在しておらず、一般に普及せず、一部のタクシーに装備されたにとどまる。そのため、NHK-FMが東京、大阪、名古屋など8都県のみ実施した、VICSデータ以外のニュースなどと、大阪のFM802、京都のα-stationなどで文字多重放送が終了した。

現在はJFN系のFM局と東京のJ-WAVE、そして一部の独立局やコミュニティFMで実施されている。

コールサインは民放の場合、JO*U-FM(先発局)やJO*V-FM(後発局)、JO*W-FM(外国語放送)など。

使用周波数の特性上、放送局(送信所)から到達する距離が短いため、1つの都道府県内(県域放送)、あるいはさらに細かな中継所単位で放送が行なわれている。この特性を利用して、最近では地域に密着した情報を提供することを目的とするコミュニティFM局と呼ばれる、1つの市町村・特別区・政令指定都市の区を放送対象地域とし、空中線電力(出力)を20W以下で放送を行う形態もある。この変形として、地震などの大きな災害が発生した場合に、地域に密着した情報を提供するための臨時災害放送局も、FMラジオで開設される。

FM放送などのVHF帯電波を反射するスポラディックE層(通称「Eスポ」)と呼ばれる特殊な電離層が、春から夏頃にかけての日中に突然出現し、普段聞くことの出来ない遠隔地や外国のFM放送が受信することができる場合がある。

沖縄県のNHK・民放各局や富山県の北日本放送新川中継局において、中華人民共和国・中華民国(台湾)・大韓民国・朝鮮民主主義人民共和国からのAM(中波)放送の混信が夜間に特に激しいため、AM放送の中継局用にFM放送が使用されている。大韓民国側も、混信対策などを理由にAM放送の多くはFMでサイマル放送されている。これは「標準FM」と呼ばれる。

関東広域圏(一部地域を除く)とCS衛星放送では、大学通信教育を行う放送大学学園が大学教育放送を行っている。かつては東海大学が、保有していた実験局「FM東海」で通信制高等学校「東海大学付属望星高等学校」の授業番組を放送し、同局がFM東京(現・TOKYO FM)に移行してからも、平日の18時半~21時に放送していたが、ステレオ音声とは別に専用受信機を用いて独立音声を多重する放送を経て、現在はCSのPCM音声チャンネルに移行している。放送大学と異なり、市販CS受信機では受信不可能で特殊チューナが必要。

2003年11月のauを皮切りに、携帯電話各社からFMラジオが聴ける携帯電話が発売されている。PHSではアステルからAT-15(東芝製)が発売されたことがある。

PSPやニンテンドーDSといったゲーム機でもゲーム機本体のバッテリーをエネルギーとして使用するFMラジオ受信装置が開発され、発売されている(ニンテンドーDS版は任天堂のライセンス商品ではない)。また、iPodにおいても近年チューナーが発売されており、携帯機器でのFM放送受信の手段は格段に進歩している。

現在の76~90 MHzの周波数帯が設定される以前の1953年には新潟県長岡市をサービスエリアとする長岡教育放送が設立。65.51MHzで1977年まで放送を続けた。

テレビ放送にVHF1chを使用している地域では86~90MHzの周波数を使用できないが、デジタル完全移行後は使用できるようになる。また、関西地方では1chを使用していないため、親局が88MHz以上のFM局もある。

免許が不要な微弱電波による送信機が多く流通しており、ミニFM局が各地にある。

東海道・山陽新幹線では、16両編成の列車でFM放送によるミュージックサービスを行なっている。番組は車両がJR東海とJR西日本のどちらの所有かで全く異なる。76.0MHzがクラシック音楽、76.6MHzが邦楽・洋楽のポップミュージックを流す「オーディオスペシャル」(東海)「ヒットソング」(西日本)、77.5MHzが「アーティストコレクション」(東海、ポップ音楽)「ザ・レールサウンド」(西日本、ポップ音楽や落語・講談・漫才などの演芸)、78.8MHzが「テキストいらずの英会話」(東海)「やすらぎのベストセレクション」(西日本、ヒーリングミュージックなど)、79.6MHzがNHKラジオ第1放送である。車内に入らずとも列車の近くに行けば聴く事は可能。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』参照

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